旅への想い

ハッキリ言って、怖いです。
初めての国へ行くときは緊張し、出発前はドキドキです。

「英語話せるのでしょ? だから1人で行けるのよ」

よく言われるのですが、

恥ずかしながら私は英語なんてほとんど話せません。
(最近、英語圏に行ってないので、全然話せなくなってしまいました)

でも、英語が話せなくっても、旅はできると思っています。

そりゃ〜 
世界共通語と言われている英語を話す事ができれば、
いろんな国の人たちと話ができて、
言葉の壁が無くトラブルに合う危険も回避し、
きっとスムーズに旅ができるでしょう。

でも、
英語が話せないからといって旅をしないなんてもったいない!

私は、いろんな国に興味があって、自分の足でその場にたどり着きたい!
自分の目で素晴らしい遺跡や、その国の人々の生活を見て見たい!
という気持ちの方が勝っていて、
英語が話せないにもかかわらず好奇心だけは旺盛なようです。




英語コンプレックスな私・・・

いまだに英語コンプレックスはあるけど、
実際に現地に行くと辞書など見ることもなく、気がつけば旅を終えています。
慣れというものは怖いもので、何度も日本を飛び出していると、
最初は何を言っているのかチンプンカンプンだった英語が、
旅を重ねるにつれ相手が何を言っているのか分かってくるようです。
私は、勘を頼りに旅をしているようです・・・


そして私は「ふーん、そうなの?」「へー」「すごいなぁ〜」
と日本語で相づちを打っていると、
相手は英語と母国語を交えながら話し、
気がつけばお互い全然違う言葉で会話が成り立っているのです。

出発前には言葉の壁を心配するけど、実際現地って慣れてくると、
英語が話せなくてもなんとかやっていけてます。


それに、中南米などに行くと、見事に英語が通じなくて全部スペイン語です。
「オラッ!ブエノス・ディアス!」


実際、中南米に行くと、「あれ?英語は世界共通語じゃなかったの?」
と思うほど全く通じませんでした。


それに、アフリカの元フランス領土の国では、英語よりフランス語ですからね。
「ボンジュール!サバ?」


「英語がナンボのもんじゃー」
と言っているかのように聞こえるかも知れませんが、

英語は話せないより話せた方が絶対いいです。

今でも「やっぱ英語を勉強しなくては・・・」と思うのですが・・・

日本から遠く離れると(アフリカや南米など)英語圏ではなくなることもあり、
相手も同レベルな英語なので、私って英語が上達したのかな?と思っていました。

でも、
こないだマレーシアを旅したとき、
マレーシア人が話す流暢な英語が私にはさっぱり分からず、
落ち込んでしまいました・・・

中国以外のアジアを旅すると、アジアは英語圏だと実感させられます。
自分の英語力の無さに、また落ち込むのでした・・・。




旅にはトラブルが付き物

女性一人旅は危険がいっぱい。
特に、イスラムの国を旅すると、
びっくるするほど男性に言い寄られ付きまとわれます。

特に日本人女性は狙われやすい。
それは、
@ 小柄。
A はっきり断らない。
B 「ノー」と言いながらも、ヘラヘラ笑っている。

イスラムの男性は驚くほどやさしくて女性に甘い言葉をかけてきます。
普段、日本人男性に甘い言葉をかけ慣れていない日本人女性は
嬉しくなっちゃうんですよねー。
そんなことも含めて、トラブルが起こるようですよ。
日本人女性は軽いと思われないよう、
お互い甘い言葉に騙されないようにしましょうね!

私も近寄ってくる男性には無視をしたり気をつけているのですが、
強引にキスをされそうになったり、
待ち伏せされて追いかけられたり、
中には、強引に腕を引っ張って自分の家に連れ込もうとされたり。
(この続きは「やっぱり旅はやめられない」の本で・・・。宣伝のようですいません。)
はっきり「NO!」って言っているのですがね・・・
教訓として、イスラムの国に行くときは男性が一緒の方が
スムーズに旅ができますよ。

そんなことがあってもイスラムの国に行くのは、
私の興味ある遺跡がいっぱいあるからなんです。
トラブルを恐れていたら、旅なんてできないですよね。
トラブルも楽しめれば旅も楽しくなりますよ。




「旅行」と「旅」との違い

私の中では、「旅行」と「旅」は別物なんです。
(これは、私の独断と偏見なので、あまり気にしないでくださいね。)

「旅行」は、
スーツケースにたくさんの荷物を詰め込んで、
旅行会社のパックツアーを利用し、
ビーチリゾートでのんびり過ごしたり、
海外でちょっとリッチな気分を味わったり、
自分で何もしなくて海外の観光地を回るようなスタイルの旅は
「旅行」だと私は思っています。
(何度も言うようですが、あくまでも私の考えですよ)

「旅」とは、
とにかく動きやすい服装にバックパックに荷物を詰め、
寝袋をくくりつけ、
航空券とパスポートと少しのお金を握り締め、
現地では安宿に泊まり、
現地ではタクシーなど贅沢な乗り物など乗らず、
徒歩か路線バスや電車を乗り継いで、
朝から晩までその国を見ようと街に繰り出す。
一箇所に滞在するのではなく、長距離バスや電車を利用し、
興味のある街へ移動しながらの旅が「旅」だと思っています。
違いが分かってもらえるかな?

私の旅のスタイルは、
短い日程でも「旅行」ではなく「旅」をし、
興味ある国や遺跡、街に行き、自分の目で見て体感し、
現地の人々の生活をほんの少し垣間見ています。



私の旅のスタイル

私の旅は基本的に一人です。
一人旅と決めているわけではないんですよ。
気楽に一緒に行ける旅友達がいればいいけど、
同じ日に休みが取れないとかで、
結局は一人になっちゃうんです。
連休と有給休暇をうまく合わせ、
休みやすいGW、9月の連休、正月に旅しています。

飛行機のチケットだけ購入し、
大きなバックパックに寝袋をくくりつけて旅立つ、
いわいるバックパッカーの旅です。

私が泊まるホテルは、
一般的に安宿といわれる日本では考えられない安さのホテルを利用しています。
安宿の部屋は室内にはベットだけで、
洗面、トイレ、シャワーなどありません。
朝、顔を洗うのも一旦部屋を出て共同の洗面所へ行かないといけません。
トイレももちろん部屋の外の共同トイレです。
でも、そんな面倒なことではありませんよ。
共同の洗面所では、
歯を磨きながら宿泊客たちと挨拶を交わすことができるので楽しいですよ。

国や地域によって値段は異なりますが、
私の泊まるホテルの料金は300円〜1000円ぐらいを目安にしています。

移動は、庶民のと同じバスや電車を利用しています。
その方が、断然安く移動でるし、現地の人と触れ合えるチャンスですものね。




旅のきっかけ

私の旅のきっかけは、
十代後半、スキューバーダイビングに目覚め、
沖縄本島や離島に何度も潜りに行っていました。

20代前半、
当時友達がワーキングホリデーを利用しオーストラリアに住んでいたんです。
その友達がワーキングホリデーが終わる頃、
オーストラリアをバスで一周するというので、
私も友達を頼りにオーストラリアを旅することにしました。

オーストラリアの旅は、その後の私の人生にとって、
いい刺激を与えてくれる旅になりました。


大きなリュックに寝袋をくくりつけ、食材のお米や食パンを持ち歩きながらの旅。
その時、初めて移動しながらの旅を体験し、
本当の旅の素晴らしさに目覚めたのです。

1泊700円〜1000円の
バックパッカーと呼ばれる安宿のドミトリー(相部屋)で泊まり、
狭い部屋には二段ベッドが4〜6つほど並べられている。
その中の空いているベッドに自分のリュックを置いてキープ。
同じ部屋では、いろんな国の旅人が、それぞれ自分のベットでくつろいでいる。
本を読む人、手紙を書いている人、先に寝ている人。
部屋では静かに過ごすのが暗黙のルール。
話をしたい人は、ホテルにあるリビングやキッチンへ。
そんな多国籍の人々の中で自分がいることが不思議に思いました。

オーストラリアの安宿には、たいてい共同キッチンがあります。
材料は近所のスーパーで調達し、
調理器具や食器は、キッチンにあるものを使ってもOK。
共同キッチンでは、各国の食事風景を見ることができます。
キッチンでは、
いろんな国の人たちが各自自分の朝食や晩御飯を作って食事をしていました。
多国籍の人々が、私の隣で材料を切ったり、火加減を調節したり。
その人たちがどんな料理を作っているのか気になってしょうがない。

驚いたことは、旅人は、男性も料理が上手な人が多い!
ヨーロッパ人の多くは、塊のmyチーズをもち歩き、
料理の仕上げにチーズを削り、本格的な料理なんです。
でも、なかには、簡単なラーメンで済ます人もいましたけどね。
オーストラリアでは、ラーメン用の深い鉢がないので、浅い皿を使うしかない。
欧米人は、ラーメンをフォークでパスタを食べるように、
ズルズル麺をすすって食べることなく、静かに食べていました。
日本人の私から見れば、
「なぜそんなに上品に食べられるの?」と不思議でたまらない。
安宿では、各国の旅人を見ているだけでおもしろいですよ。

最初は、グレートバリアリーフでダイビング目的の旅だったけど、
目的地に到着する頃には、
私はダイビングよりバックパッカーの旅に目覚めたのです。


その後、バリ島、インドネシアの島々を1ヶ月かけて旅し、
コモドーオオトカゲを見に行ったり。

カナダへ行って、カナディアンロッキーの大自然を満喫したり。

そして、前から興味があったイスラムの国へ行ってみたいという思いが
ふつふつと湧き上がってきました。
1人でもトルコに行こう!という思いが強くなり、私は旅立ちました。
(ちょっと大げさ?)

そして、この旅が今後の私の人生を大きく変わることとなりました。
(これは、本当です)


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