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凱里周辺にはいろんな少数民族の村が点在します。
少数民族の村々に行くには、凱里を拠点にするといいでしょう。

が!しかし、貴州省には観光客があまり行かないのか、一般のガイドブックなんて全然載ってないし、
歩き方にも貴州省のことはあまり載ってないんですよねー
凱里の見所もたった1ページ。
少数民族を見るには、どこに行けばいいのかとか詳しく書かれてない。


「鮮やかな民族衣装を着た人々と会いたい!」

出発前に、ネットで探してても今イチ詳しく分からなかったんですよねぇ〜
えぇーい!もうこうなったら直接現地に行っちゃえ!

凱里まで着たけど、さて、どこに行けば民族衣装を着た人たちと会えるのやら・・・?

 貴陽から凱里への行き方
貴陽から凱里へ行くには“貴陽駅前の長距離バスターミナル”からバスで4時間ほどで行くことが出来ます。
貴陽には、もうひとつ大きな長距離バスターミナルがあるので、注意しましょう!


凱里行きのバスが出てる貴陽駅前の長距離バスターミナルは、むっちゃ空いててすんなりチケットを買うことができました。

貴陽−凱里 50元(800円)
凱里の地図
凱里の町の簡単な地図です。 駅はずいぶん離れています。
 凱里のバスターミナル
駅よりバスターミナルの方が、町のちょっと端ですが駅はずいぶん離れているので、バスで入るほうが便利です。

道から見た凱りのバスターミナル  正面玄関                

バスターミナル側から見た凱里のバスターミナル


凱里のバスターミナル内は、こじんまりしてて分かりやすいです。

ますは、チケット売り場で、行き先を言うか、町の名前を紙に書いて見せてチケットを購入しましょう。

大きな荷物はエックス線を通さないといけないので、並んでる時もあります。
でもまぁ〜、凱里ではそんなに混むことはないです。

バスは、どの村や街にもけっこう頻繁に出ています。
あっ、頻繁と言っても日本の感覚の頻繁じゃないですよ。
私の言う頻繁は、一時間に一本ぐらいという意味です。

バスターミナル内に入ると、たくさんのバスが並んでいます。
自分がどのバスに乗るのか見つけるのがちょっと大変かも?
そういう時は、チケットを見せると教えてくれます。
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けっこうきれいなバスでしょ。
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中国のバスは、定刻どうりピッタリに出発します。
たまに定刻より10分くらい早く出発するので、早めにバスに乗っておきましょう。


凱里の宿
凱里の長距離バスターミナルは、町の端にあるけど、その周辺に安宿がいくつかあります。

町の中心の北京路にも安宿(招待所)はあって、こっちの方が立地条件がいいかな?
とも思うけど、結局はまたバスに乗って移動することになるので、
バスターミナル付近で宿を確保した方がいいように思います。
重い荷物を背負ってバスターミナルまで行くのって疲れるもんね。

凱里のバスターミナルに到着すると、とりあえず道に出ましょう。
道に出たら左に少し歩くと、ロータリーっぽい三さ路の交差点に出ます。
その周辺に安宿がいくつかありますが、道を渡った正面の建物の2階にある招待所は外国人は宿泊できません。
日本人でも宿泊できるのは、そのまま三さ路をまっすぐ行った所にこの写真の坂があります。
この坂を上って門をくぐって右に進みましょう。
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私はちょっと左に行ったところの建物に「招待所」と書かれた看板を見つけ、この坂道を登っていった。
門をくぐって道なりに右に進むと3つの招待所(安宿)があった。

ここには3つの招待所があります。
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坂を上がって正面の招待所は、中国人のみでしたが、
右横(B)の招待所
「国家庭旅館」は外国人OKでした。
1泊30元(470円)
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写真の手前にはテレビがあり、電気敷き毛布があるので、寒い冬の凱里でもポカポカで寝れますよ。
トイレ、シャワー、洗面は共同です。
洗面の蛇口が壊れていて、ちょっと使いにくいです。
シャワーは、タンク式なので、人が使用した後だと、ぬるいお湯しか出ないので凍えることになりますよ。
寒い冬には、タンクの温度が49度くらいになったのを確認してからシャワーを浴びましょう。

 凱里のネットカフェ
長距離バスターミナル前の文化北路と北京東路の交差点の角にあるビルの2階にネットカフェがあります。
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この階段を上がるとネットカフェ。
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デポジット(5〜10元)を払って、パソコン番号をもらって使用しましょう。
一時間半 3元
 (2007.12)


 CITS(鯰東南中国国際旅行社)
少数民族情報のことなら、CITS(鯰東南中国国際旅行社)で教えてもらいましょう!

CITSへは、バスターミナルから文化北路を北京東路に向かう途中に右に入る道(営盤東路)があります。
営盤東路を歩いていくと右側にCITSの看板があるので見落とさず、右側の坂道を少し行くと、
左を振り返った建物の1階にCITS(鯰東南中国国際旅行社)があります。

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むっちゃ分かりにくいので、お店の店員などに尋ねましょう。
道を訊ねても見つからない場合は、その辺のお店の公衆電話を利用し電話しましょう。
中国の公衆電話は、駄菓子やのような小さな店の前に、家庭用の電話が二台ほどあります。
店の人に「電話をしたい」と告げると、通話時間を計ってくれ、電話を切ると通話した金額を払うだけです。
簡単ですよ。

住所;凱里市営盤東路53号
電話;0855-8268695


ここには、英語を話せるスタッフや、流暢な日本語を話すマネージャーの熊さんがいます。
ここで、貴州省東南部の地図(10元158円)を購入し、少数民族を相談すると、
その村への行き方やお勧めの村など、とても丁寧に詳しく教えてくれます。

 凱里情報
凱里はこじんまりとした街で、繁華街は市内中心の十字路周辺に集中しています。
バスターミナルから市の中心の十字路の大十字には、歩いて2〜30分かな?

凱里の大十字は、10年ほど前はビルなどなかったみたいですが、
今では百貨店や店舗がたくさんあり、
詔山北路に歩いて行くとショッピングモールっぽいような遊歩道もありぎわってました。

凱里の中心の大十字

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大十字付近の北京東路と詔山北路の一本奥の道に入ると、招待所(安宿)がいくつかありました。
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ここは、外国人も宿泊できて、部屋にトイレ・シャワーが付いていて、室内は広く清潔で40元(632円)。

 凱里での両替
両替は、大十字の詔南北路に入ったすぐの大きな中国銀行しかできません。
バスターミナル横に中国銀行がありますが、ここでは両替はできません。

銀行は5時で閉店するので早めに行きましょう!
 少数民族博物館
歩き方に唯一紹介されてたのが「民族博物館」
たった4行しか紹介されてないけど、「ここでは、凱里周辺に住む少数民族のことが詳しく分かる」
なんて、書かれている。
少数民族の村々に行く前に、ここでいろんな情報をGETできるかな?と思い行ってきました。

正面の立派な建物が「民族博物館」です。
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ガイドブックによれば、ここは普段お客がほとんど来ないから普段は閉まっていて、予約が必要だとか。
どんな民族博物館やねん!?
テクテク1時間ほど歩き民族博物館に着いたのは、夕方の5時過ぎ。
予約しようとしても人がどこにもいてない。
とりあえず階段を上がると、女性を発見。
「今日はもう終わり、5時までよ。明日5時まで着て」
みたいなことを言っている。
え!?予約は必要じゃないの!?
どうやら、今は毎日開いているようです。

入場料10元(158円)
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建物はマジで立派。
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しかし、中身はショボショボ・・・
展示は2〜3階だけど30分もあれば全部見終わるような内容でガッカリ・・・

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はっきり言って、わざわざ見に行く必要ないと思います。
でも、中央には大きなステージがあったから、もしかしたら夏などのシーズンなどは、
毎日少数民族のダンスをやっているのかも?

一番良かったのは、お土産屋。
ここはすごい充実しています。
いろんな民族衣装が壁一面に吊るされてあって、博物館より見ごたえアリ!

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それに、ここに飾られている商品は全部売り物です。
全部手作りで、プリーツたっぷりのスカートなんて、日本でもはけます!
価格は3千円ほど。

少数民族に関する本もいつくかあり、魅力的な内容ばかり。
むっちゃ悩んで私はこのガイドブックを購入しました♪(45元 711円)

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全部カラー写真で各村の美しい民族衣装がいっぱい。
 凱里の食べ物屋
凱里には、ファーストフード店はありません。
レストランというのも見かけませんでした。
パン屋は数件あり。
レストランはないけど、半分屋台のようなお店があって、お米で作った麺のヌードルや、ラーメン、店先で蒸している点心屋がいくつかあります。
ラーメン 4元(63円)

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ミニ肉まん 3元(47円) 
タレにはたくさんの唐辛子に黒酢を入れて食べる。

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これ何やろう〜?隣でパン生地のようなものを作っていておいしそう〜 
中国風パンかな?1つ1.5元

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しかし、中にはパクチーのようで、鼻にツンときて舌がしびれるほどの強い香辛料が入っていて
おいしくなかった。 がっかり・・・

ミニお好み焼き?ミニチジミ?のような屋台があった。1つ1元(約16円)
1つ注文すると、隅に置いてあったミニお好み焼き?を中央に置き、
ヘラでつぶしグチャグチャにしてできあがり。
唐辛子いっぱいのタレをつけて食べる。
もんじゃ焼きの味でむっちゃおいしい♪

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凱里で一番おいしかったのは、民族博物館の前を走る広場路を渡った左角にある飲茶屋。
ここの豚饅がジューシーでむちゃくちゃおいしい!
1つ1元(約16円) 

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民族博物館に行く前に買ってむっちゃおいしかったら、帰りにまた買おうと思って立ち寄ったら、
もう全部売り切れでした・・・
夕方には売り切れて閉店するので、早めに行きましょう。
凱里でのある日の晩御飯。
ミニ豚饅1元(16円)とエッグタルト1元(16元)、お茶はスーパーで購入2.5元(39円)

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翌日の早朝、凱里を出て別の町へと向かった。
宿の前(東門路)の屋台で買っていたピリ辛の焼きぞば(風)麺1元(16円)をテイクアウト。

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バスターミナルすぐ近くの点心屋でミニ豚饅2つ、ちまきしゅうまい1つを購入。(3つで1元)
バスの出発まで待合席で朝食。

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凱里は点心屋や屋台があるので、いつでも気軽に食べられ、食事に困ることはないでしょう。
 凱里での少数民族の結婚式
凱里は、少数民族の村々の拠点となるため、その村々から出てきたと思われる人々を街中で見かけます。
民族衣装を着た人はいないけど、それぞれの民族の髪型や、独特なスカーフの巻き方をしている
女性たちを見ることができます。
ミャオ族でも各村々で衣装や髪型が違うので、少数民族にむっちゃ詳しい人が見ると、
「あ、この人は○○村の○○族や」とか、すぐ分かるんでしょうね。

街を散策していると、お父さんと手をつないで、民族衣装を着たむっちゃかわいい少女が歩いてきた。
写真を撮っていいか尋ねたら、少女はこんなかわいいポーズをとってくれました。

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また街をブラブラ歩いていると、いろんな路地に入りすぎて迷い込んじゃいました。
すると、建物の前に民族衣装を着た人たちがいっぱい。
いったい何やろう?
近づくと、どうやら今から結婚式が始まるみたいで、新郎新婦がお客さんを入口でお迎えをしてました。
新婦は、まだあどけなさが残るかわいらしい女の子。
新郎に写真を撮っていいか尋ねると、こころよく了解してくれ2人でポーズをとろうとすると、
新婦は恥ずかしがり、カメラの方を見ようとしてくれません。
周囲の親戚たちも、「せっかくだから撮ってもらいなさいよ〜 はい、カメラの方を見て」
ってなようなことを言ってくれてるけど、新婦は私がカメラを構えると、背中をむけてばかり・・・
後姿ならいいってことで、こんなポーズ。  隣の男性が新郎。

img573.jpg  img574.jpg
ずっと新郎の腕を持っていて、はにかんだ花嫁さんでした。

出席者や親族の女性たちもみんな民族衣装でした。

img572.jpg
もしかして、さっき道で出会った少女もこの結婚式に出席する為だったのかも?
父親もきれいなスーツをきていて髪型もビシッと決まってたし、
少女が着ていた服と出席者の民族衣装の同じだしそうかもね。
この少数民族はこの村出身でしょうね。
  凱里で見たもの @

   〜全身真っ赤の女性〜

   凱里から4時間ほど北に行ったミャオ族が住む「施洞」という小さな村で1泊することにした。

   朝、凱里のバスターミナルのベンチで朝食のミニ豚饅とちまきしゅうまい、赤くピリ辛の焼そばをほおばる。
   「ん〜おいしいわぁ〜 たまたんわぁ〜」

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   1人で大満足しながら朝ご飯を食べていると、全身真っ赤な女性が目の前を横切った。

   えっ!?
   今の何!?
   全身フィットしたタイツ姿。
   あれって下着ちゃうの??

   慌ててミニ豚饅をベンチに置き、真っ赤な姿の女性を追いかけた。
   追いかけてカメラを構えても、女性はスタスタと歩いていくから、まともに撮れない・・・
   (詳しく見たい人は画像をクリックしてね)

   img584.jpg

   あっという間に、女性はどこかへ消えてしまった・・・

   しかし、いったい何やったんやろう?
   あれはどう見ても下着やでー
   寒い凱里で、下着1枚では寒すぎるでぇ〜
   それにしても、中国は毎日面白い物や人と出くわすなぁ〜

   私はまたベンチに座り、また朝食を食べていた。

   すると、建物に消えたはずの赤い女性が、さっきと同じところからまた歩いてきた!!
   今度こそ、正面から写真を撮りたい!!
   また慌てて朝食を置き、今度は歩いてくる彼女をパチリ!

   img583.jpg

   ほんまに下着やった・・・


   中国では下着は赤色が主流みたいで、下着売り場では赤が独占しています。
   パンツ、ブラジャーも真っ赤。
   日本の下着売り場ってベージュやピンク、白が多いけど、中国では赤色が多いです。
   田舎に行けば行くほど赤色一色!

   中国では赤はめでたい色で、少し前までは結婚式のウィデングドレスも赤だったんですよ。
   今では日本の結婚式スタイルが上海から入り、都会では白色のウィディングが多くなっているようです。
   結婚式では、新郎の下着や靴下も赤なんですって。

   2月の旧正月では、老若男女赤い下着を身につけるそうです。


凱里で見たもの A

注意!:最後にすごいグロテスクな写真が出てきます。
異様で気味が悪く、不快な気分になる方もいるかもしれません。
そういう方はじっくり見ないようにしてください。


凱里の街を歩いていると、遊歩道なのに前からバイクが走ってきた。
でもまぁ〜、中国の小さな街ではそんなの当り前で、誰もとがめる人もいません。

バイクに乗ったおっちゃんがすれ違った時、後ろに乗せていた荷物に一瞬釘付けになった!

えっっ!! 今の何!?

私が一瞬見たのは、全身土色をした謎の物体。
その物体は、牙がむき出しになっていた!

ビックリして振り返ると、毛をむしり取られた犬のよう!?

私は慌てて走るバイクの後を追いかけた。
おっちゃんの後ろにくくりつけられた物体は、まさしく犬や!
じっくり見たい!
写真に収めたい!!
その一心で、必死に走った。

バイクはやっと交差点にさしかかり、スピードを緩めた時、
「おっちゃーーん!ちょっと待ってぇーーー!」
大阪弁で叫ぶと、おっちゃんは私に気づいて停まってくれた。
じっくり見ても、それは、まさしく犬の肉だった。
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