革一はなぁ〜にもない小さな小さな町?・・・村です。
ここは凱里から施洞へ行くバスの乗り換え地点。
2007年12月に行くと、「施洞へは新しい道ができて、
早く行けるようになったので、革一経由で行くといい」と言われた。
でも、実際は施洞⇔凱里行きでも時間は変わりませんでした。
乗り換えがないから、そっちの方が楽かも。
凱里 から 革一
【中国旅行記】 〜凱里→革一〜
CITS(鯰東南中国国際旅行社)の日本語を話す熊さんに
「少数民族が住む村に行きたい」と相談すると、
「じゃ、施洞という村がいいですよ。
ここは、お祭りの時に身につける銀細工を作っている村なんです。
ここで1泊するといいでしょう。」
「でも、村に宿なんてあるんですか?」
「僕の知り合いの銀細工職人の家が旅館もしているから、彼の家に行けば泊まれます。
凱里から施洞行きのバスが出てるけど、最近新しい道ができたから、
革一村行きのバスに乗って、また乗り換えて施洞へ行くといいでしょう」
そう言って、名刺をくれた。
じゃ、ちょっと行ってみよう!
一泊分の荷物だけ小さなカバンに詰めて、大きな荷物(リュック)は宿に置いてもらうことに。
どの国の安宿でも、「また戻ってくるから荷物を預かって欲しい」と頼むと、
無料で預かってくれます。
朝、早くに出ると寒すぎるから、9時に宿を出てバスターミナルに向かった。
革一行きのバスは9:50発。 凱里→施洞 10元(158円)
外観はきれいでしょ?
でも、中はけっこう汚いです・・・
なぜ汚いのかというと、客の荷物が日本のようにカバンではないんです。
人々の荷物というのは、竹篭に入れた野菜や鶏、数メートルもあるパイプなど、
いろんな物を持ち込むから、車内は汚れるんです。
それに、日本のように道がきれいに舗装されていないから、靴に砂がついて床は砂だらけになるんです。
それと、中国人は食べかすを床に捨てる習慣があるから、床の隅にはゴミがけっこうあるんですわー。
ま、これも文化ということで。
バスは、エンジンの調子が悪いようでなかなか出発しない。
オイルを補充し、やっと10時35分に出発。
同じバスに乗ってきた少数民族のおばちゃん。
服やカバン、おばちゃんの持ち物全てが自分の手作りなんだとか。
おばちゃん、髪の毛どうなってるの!?
12時、革一に到着。 (凱里→革一までの所要時間は、1時間半)
ここで乗り換えの為、降ろされる。
しかし、こんな所で降ろされても・・・
村の十字路の道端に鶏、豚肉、野菜を売っているだけ。
むっちゃ小さい村。
ここで野菜を売っていたおばあちゃんは民族衣装を着ていた。
何族なんやろう?
さっきの民族衣装を着たおばちゃんも施洞に行くというから、一緒に施洞行きのバスを待つことに。
革一で見たもの
※ ちょっとグロテスクなシーンや写真が出てくるので、心臓の弱い人は心の準備を。
革一でバスを降ろされた。
ここは、これといって何もない小さな村。
バス停とかもなく、この三さ路がバス停みたい。
三さ路は村の中心で、肉と鶏、野菜を売っている。
鶏肉はニワトリのままで売っている。
車もミニトラックで、ここまで来ると、「中国の田舎に来た〜♪」って実感できる。
施洞へ行くバスが来るまで何もないけどちょっとブラブラしてみる。
すると、おばちゃんが毛をむしっている。
さっき買ったばかりのニワトリをさばいている最中だった。
うっひゃぁ〜〜
今回の旅では、こんな場面に出くわすだろうと思ってたけど、とうとうその時が来たか!
おばちゃんは毛をむしり終わると、包丁をニワトリの背中からガンガンと叩き割り、
背骨を真っ二つに割って、内臓を取り出していた。
取り出した内臓も料理に使うのかなぁ〜?
見ていると、内臓は家の横の川の斜面にそのまま投げてました。
斜面は、ゴミだらけ・・・
川はゴミ箱か!?
またブラブラ歩いていると、ちょっとした食べ物屋のような店の入り口に、
切断された豚の頭部(顔)がドーーーン!と置かれてました。
豚は、自分のシッポをくわえさせられていました。
これって、何か意味あるのかなー?
この豚はたぶん今朝解体されたのでしょう。
あ・・・さっき売られていた豚肉は、この豚ちゃんの胴体なのかも・・・?
革一 から 施洞 へ
【中国旅行記】 =みんなに助けられ施洞へ=
施洞へ行くため革一で下車した私。
見ても分かるように、革一は何もない村。
こんなところで降りる旅行者などいないみたいで、降りる私に運転手は心配して声をかけてくれた。
でも、何を言うてるのかさっぱりわからへん〜
たぶん、「こんな所で降りて、どこに行くんや?」ってなことを言うてるんやろう。
「施洞」の中国での読み方がわからへんから、メモ紙に書くと、
「施洞に行くんか、それならあの夫婦がその村に行くから連れて行ってもらいなさい」
ってなことを言って、一緒のバスに乗ってきた民族衣装を着たおばちゃんを呼んで、
「この子も一緒に連れて行ってあげてくれ」
っていうようなことを言って、バスは出発した。
民族衣装を着た夫妻は、施洞村出身者のよう。
「施洞に何しに行くんや?」ってな感じのことを聞かれたから、
CITS(鯰東南中国国際旅行社)熊さんにもらった名刺を見せると、
なんと夫婦の知り合いやった。
旦那さんは名刺の人と同級生で仲良しらしい。
村に着いたら連れて行ってくれるみたい。
よかったぁ〜
名刺をもらったものの、どこに行けばいいのかさっぱり分からなかったから、
施洞に到着したら家を探さないと・・・って思ってたんです。
夫婦は私が知り合いの名刺を持っていることに疑問に思ったみたいで、
「この名刺どうしたんや?」ってなことを聞いてきた。
熊さんの名刺を見せると、
なんと、旦那さんは熊さんとも知り合いで、やっと事情を把握して、
「心配するな。私たちがいるから大丈夫!」
と、なんとも頼もしい。
夫婦と一緒にバスを待つがバスはすぐ来る気配もないから、私は小さな村をフラフラ見ていた。
少しすると、おばちゃんらしき声の人が叫んで私を呼んでいる。
どうやらバスが来たみたい。
バスを止めていてくれ、「早く、早く」と急かすおばちゃん。
バスに飛び乗り、施洞へ。
革一から施洞までは45分。8元(125円)
バスはガタガタ道を走り、施洞に到着。
うわぁ〜!!
なにこれ〜〜
おばちゃんと一緒の髪型の女性ばかりやん〜
凱里のバスターミナルでは、赤いヘアバンド(?)スタイルのおばちゃんのはむっちゃ目立ってたけど、
ここでは誰もが同じ髪型で、だれがおばちゃんなのか見分けがつかへん〜
宿に連れて行ってあげるって言うてたから、おばちゃん夫妻とはぐれないよう気をつける。
でも、後姿はみな一緒・・・
夫婦は、市場でにぎわっている通路をどんどんと進んでゆく。
道行く人は、ニワトリをぶらさけながら、いろんな出店の商品を覗き込んでいる。
なんかすごいにぎわってる村でワクワクする。
ここまで着てよかった。
夫婦はどんどん奥に進み、銀細工を売っている出店エリアに入った。
すると、立ち止まり、1人の女性と話をしだした。
どうやらこの人が、熊さんに紹介してもらった名刺の親戚みたい。
私を女性に預けると、夫婦はどこかへ去って行ってしまった。
ありがとうございました。