モロッコのフェズの旧市街は世界最大級の迷路の街。
旧市街はメディナと呼ばれ、入り組んだ細い路地が蟻の巣のようにはりめぐらされています。
そんなメディナに迷い込むと出て来れなくなるといわれるほどです。
メディナは迷路だけではなく、1000年もの昔から続く生活がまだ残っています。
タイムスリップしに1人で散策してみてはいかがでしょうか?
フェズ旧市街
フェズの旧市街は迷路のようで、1人ではいるのは危険といわれたり書かれたりしていますが、それは脅しです。
よっぽど方向音痴だという方は避けた方がいいでしょうが、1人でモロッコに行くような人なら大丈夫です。
ガイドを雇うお金がもったいないです。
1人でフラフラと迷いながら細い路地を歩いていると、異空間に入った錯覚を起こすでしょう。
その感覚を楽しみましょう!
メディナ内は道が細いため車は入ってこれません。
そのため荷物は全部馬やロバの背に乗せて運びます。
道幅2mほどしかない路地に人と馬が行き来しています。
メディナをフラフラ歩いていると、不思議な生首人形がありました。
人形の手間にある御椀の中には調理された巨大なカタツムリが入っていました。
この3人の生首人形は、きっとカタツムリを売っている売り子たちでしょう。
フェズは皮製品が有名です。
それは、ここで皮をなめして加工しているからです。
羊や牛の皮はここに運ばれて、いくつもの行程を得てカバンや靴に加工されます。
この周辺まで来ると、独特な異臭が鼻をつきます。
その臭いをたどれば皮なめし工場にたどり着きます。
ヘンナとは、中東やアフリカ北部の女性たちのオシャレです。
ヘンナ体験
ハンナは植物をすって泥のようにし、それを手のひらや足に絵柄を描きます。
注射にハンナをつめて、細い注射針から出して手に絵を描いてもらう。
ハンナをしてくれる人によって絵のセンスが全く違う。
わけが分からない絵・・・ 蔦にハート??? これって、ゾウリムシ??
数時間置いておくと皮膚に浸透します。
泥が乾ききり落とすと、オレンジ色に染まった絵柄が浮き出るのです。
これは、刺青とは全く違うのもで、数日経つと消えます。
お風呂に浸かってゴシゴシト擦らなければ、2週間ほど保てます。
「乾くまで2時間触ったらダメ!2時間後泥を洗い流せ」って言われたけど、
現地の女性はハンナをするとできるだけ長く絵柄を保つように手に包帯を巻いて一晩置くそうです。
その方が、奇麗なオレンジ色の絵がくっきりつきます。
注意!
私は、ヘンナを200DH(2700円)でしてもらいました。
でも、それは観光客プライスだったようです。
現地の女性は、1000円もかからないような値段で、もっと絵も複雑で奇麗です。
ハンナをしてもらう時も相手の言い値でしてもらうのではなく、ちゃんと交渉しましょう。
フェズのホテル
タンジェからの15時発のバスは22時フェズに横着。
薄暗いバスターミナルに下ろされ、乗客はそれぞれ屋根に載せた荷物を降ろし、迎えの車に乗って散っていった。
私はいったいどっちに行けばホテルがあるのか全く検討もつかない。
どうしよう・・・
すると足を引きずった男性が私だけを見つめ近寄ってきた・・・・
続きは、著書「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を読んでね。
そして私は幽霊屋敷へと・・・
本では、幽霊屋敷ホテルとして登場しています。
昼間に見ると怖くないですけど、夜は幽霊屋敷のようなんです。
ここで3泊しました。
ここでのエピソードは、背中がゾクッてするほどの恐怖体験を味わいました。
知りたい人は、是非著書「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を読んでね。
hotel renaissance
1泊50DH(700円)
新市街で立地条件もよく、旧市街へは歩いて行けます。
タンジェからフェズへの道
私はタンジェからフェズに入りました。
タンジェ15:00のバスに乗り、フェズに着いたのは22:00でした。
辺りは真っ暗で、人気が全くない小さいバスターミナルで下ろされました。
タクシーが2台停まっていたんですが、家路に急ぐ人たちに乗っていかれて私は暗がりのフェズの街を歩いて、なんとかホテルまでたどり着きました。
このとき本当に大変だったので、 明るいうちに街に入ったほうがいいと思います。
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