カンボジア(シュムリアップ)入国には、いろんなルートがあります。
バンコクからカンボジア入国は、飛行機で一気に飛ぶか、陸路ルートか。
飛行機だと片道1万ちょっとだったような?
今回、私は時間があるので、往復陸路移動をしました。

  注意
陸路移動は、タイ国境の町(アランプラテート)までは鉄道かバスのどちらで行くことになります。
誰でもここまではスムーズに行けるでしょう。
問題はカンボジア国境の町(ポイペト)です。
ここは、観光客を狙った事件・トラブルが多発しています。
私も両替詐欺の被害にあいました・・・
国境でカンボジアビザを取ろうとした知人は、取得するのに何時間も待たされたあげく、イミグレーションの係官に賄賂を要求され、その間にバスは出発してしまい、危険な町で途方にくれたそうです。
この町でのトラブルはたくさんの人が被害にあっていました。
国境では、とにかく要注意です。
1人での単独移動は極力避けた方がいいでしょう。

できるだけスムーズにシュムリアップの町まで行くには、どうすればいいのかというと。
カオサンの旅行会社でシュムリアップまで行くツアーがあります。
それに便乗しちゃいましょう。

でも、私のように両替詐欺にあうってことも頭の片隅に置いておきましょうね。

両替詐欺
【カンボジア旅行記】

私のドンくさい話を聞いてください。

あれは、カンボジアを目の前にしたタイ国境の町でのこと。
ガイドは、なぜか私にだけ
「君は、何日間カンボジアに行くんだ?」
「1週間」
「じゃー5万円必要だ。タイバーツか$で5万円をもっているか?」
「持ってない」
「それなら君はここで両替をしないといけない」
「シュムリアップで両替する」
「シュムリでは日本円は両替できない。
日本円を両替するのならここがラストチャンスだ!」

ラストチャンス!?
おいおい脅かすのかよ。
5万円は多すぎるけど、日本円しか持っていないから両替しなあかんなー
でも、なぜ私だけにそんな事を言うの?
たぶん1人は私だけだったんで、ターゲットにされたんでしょうね…

カップルの女の子に訪ねると、彼女たちは$を持っているので、 両替はしなくていいそうな。
私は$も持ってないし、とりあえず両替しておくことに。
「銀行はあそこだ、あそこで5万円をタイバーツに両替しないとダメだ」
と、ガイドがやたら“5万円”とべらぼうに高い金額を指示する。

そこで変だと思えば良かったんですが、
その時は「いくら両替しよっかなー?」って考えてて、 ガイドだし親切に教えてくれてるのだと思っていました。

タイ側の町で2万円をタイバーツに両替し、カンボジアへ入国しました。
バスを待っている間、ガイドが
「さっき両替したタイバーツをリエルに両替しなくてはダメだ」と、
また私にだけ言う。
確かに両替しななぁ〜
事前にこの町は危険だと聞いていたので、あまりウロウロしたくないなぁ〜
カップルに声をかけ、女の子と一緒に両替しに行くことに。
徒歩で行こうとすると、ガイドが「遠いからこれに乗って行け」と
2人2台でバイクの後ろに座らされ、両替所に連れて行かれた。
(ダダだと思っていたら、後でお金を請求された)

両替所とは名ばかりで、最初、私はアイスクリーム屋かと思いました。
だって、これですよ
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・
     ・


私もここでおかしいと疑えばよかったんですが、カンボジアって貧しいから、 両替所もこんなもんかなぁ〜って思ってしまったんです。

あぁ・・・、アホな私・・・

バイクの運転手が私の横にピタッと付いて、
「カンボジア滞在は何日間だ?」
「5日間ほど」
「それなら4万円分両替しないといけない」
こいつも高い金額の両替をやたら勧める。
急かされたりもして、私もさっき両替した2万円分のタイバーツを
そのままリエルに両替しようとしていた。
それを見ていた女の子が「全部両替しなくてもいいんじゃない?」
そうやなぁー、じゃー半分の1万円分のバーツをリエルに両替。
一応レートを確認するものの、タイバーツの計算も慣れないのに、 リエルのレートや計算をその場ですぐできるわけがない。
束のリエルを受け取り、金額が合っているか確認するのが精一杯。

その日の晩、ホテルの部屋でお金の計算すると、
リエルが1$200円の計算 になるではないか!

そんなアホな・・・

でも、何度計算しなおしてもむちゃくちゃレートが悪い・・・
そ、そんなぁ・・・
15時間バスに揺られ疲れてるからレートの計算間違ってるのか!?
その日は疲れて寝ることに。

翌日、カップルの部屋に行くと
「昨日の夜、NHKの海外危険情報やってたんだけど、
タイとカンボジア国境の町で両替詐欺の被害が多発してるんだって」

「えーー! 昨日両替したやん、
夜レートを計算したらリエルが1$200円やねん〜。
これって両替詐欺ちゃうの〜〜」
「えーーー!騙されたのーーー?」
「そうみたい〜〜。そっちはどうやった?」
「私たちは、途中のレストランでの食事代の5$ぐらいしか両替しなかったんだ」
そうだったのか・・・・
私だけまんまと引っかかってしまった・・・

リエルに両替したものの、カンボジアは何でも$表記で、 リエルを持っていても不利なだけ。
それに通常でもリエルはレートがむちゃくちゃ悪く、$払いより損してしまう。
私の場合、むちゃくちゃレート悪いリエルも持ってるから、 何もかもがむちゃくちゃ高い!

どれだけ損をしたのかというと、

1万円が6000円の価値
になるんです。
大損やぁ・・・
あぁ・・・なんてドンくさいことをしてしまったんやろう・・・
普通なら2$は240円。
だけど私の場合は400円なんですわ〜
むちゃくちゃ損してるでしょ・・・

だから私にとってカンボジアは、
むちゃくちゃ物価が高い国になってしまいました。


話を聞いているだけだと、
「なんで引っかかるの?変だなと思わなかったの?」って思うでしょ?
でも、これが実際になると、相手も言葉巧みに騙すので、
うまいこと引っかかるんですよ・・・
初めての土地では、何がなんだか分からず、急かされたらもうアウト。


 カオサンの旅行会社
カオサンにはたくさんの旅行会社があります。
旅行会社によって、値段も異なるし、酷い場合はガイドとグルになってトラブルにあうこともあります。
信頼できる旅行会社を選んでください。
でも、そんなの分かりませんよね〜
私は日本人が経営する旅行会社を利用し、片道200B(700円)で行きました。
欧米人が多く利用する旅行会社にした人は、ポイペトからシュムリまで遠回りをされて、ホテルに到着したのは、深夜の24時を回っていたそうな。
それに、ホテルは町からむちゃくちゃは離れた不便な宿だったそうです。
現地では、そんな話を腐るほど聞きました。

私は両替詐欺にあったけど、まだスムーズに行けた方だと思います。

カンボジアビザは国境で取ると20$。
でも、初めて訪れる方、トラブルを避けたい方は、バスを手配した旅行会社でビザを代行でお願いした方がいいと思います。
なぜなら、カンボジア国境の人がビザを出してくれないんです。
それで6時間も待たされたという人もいました。
一緒にバスに乗ってきた人たちは、先にシュムリ行きのバスに乗ってしまい、その人は一人ポイペトで途方にくれたそうです。

私は旅行会社でお願いしました。
カンボジア・ビザ&代行手数料 1200B(4176円)
ビザを取得する人は、ビザ用照明写真が必要です。
カオサンだといくつか写真屋があるので、その場で写真を撮り、すぐに出来上がります。
日本から写真を持参しなくても大丈夫ですよ。
 『タイ〜カンボジア国境越え』
【カンボジア旅行記】 より

タイのバンコクから陸路でカンボジアに入ると言うと、
「カンボジアに入ると信じられないほどのガタガタ道らしいっすよ。 幸運を祈ります」
と、イエメンで知り合ったかづをくん。
その他にもいろんな人から、
「陸路移動なんてせずに、飛行機で入ればいいのに」
と言われました。

飛行機は高いっちゅーねん!

飛行機だと、片道1万円以上。
バスだと1000円以内で行けるとか。


どう考えてもバスやっちゅーねん!

タイからカンボジアの陸路移動は、国境の町まで電車か長距離バスで行って、 駅かバス停から国境まで歩きタイを出国。
ここまで誰でもスムーズなんですって。

問題は、カンボジアの国境の町ポイペト。
この町は、
ポルポト派元兵士がいたり、窃盗事件、 国境係員によるワイロ強要は当り前、
長時間滞在はできるだけ避けた方がいいらしい。
自力で国境を渡ったとしても、ポイペトからシュムリ行きのバスに スムーズに乗れないことも多く、餌食にされてしまうとか。


実際、国境でなかなかビザが取れずワイロを要求され、 やっと取得したものの、バスが行ってしまい、途方に暮れたという人もいました。

初めて行く国なので、いくらなんでもそこまで危険を冒してまで 自力で行くつもりはありません。

私は、カオサンの旅行会社で、シュムリ行きのバスチケットを購入。
200B(700円)
(※ツアー会社によって料金が異なります。
250B、300Bだったという人もいました)

ツアーだと、カオサンからツアーのバスに乗れば、 後はシュムリまで連れて行ってくれる。
問題のポイペトの町もみんなでゾロゾロと国境を渡って、またバスに乗ってシュムリに到着を待つだけ。
1人じゃーないから安心できるもんね。

チケットは、前日ツアー会社に行って200B払うと予約はOK。
「じゃ、あしたの朝6:30にこの店の前に着てください。
あっ、それとカンボジアビザはお持ちですか?」
「いえ、国境で取ろうと思っています」
「そうですか。でも、国境でビザを取ってる間、バスは行ってしまいますよ」
「その時はどうすれば?」
「次のバスを待ってください」
ツアーなのに置いてけぼり?
「国境でビザ取るのってそんなに時間かかるんですか?」
「その日によって違います。
スムーズにいくよきもあれば、なかなか取れずバスにも乗れないこともあります」
「じゃー、どうすれば・・・?」
「こちらでビザを用意しましょうか?」
それを早く言うてくれー!
「じゃ、お願いします」
「1200Bです」
「えっ!! 4200円やん〜 高すぎません?」
「ならけっこうですよ」
カンボジアビザは国境で取得すれば20$(2400円)やのに〜
なんか足元見られてるわぁ〜

翌日、まだ夜が明けていない6時20分。
ツアー会社の前に行くと、日本人カップルがいた。
どうやら同じツアーでシュムリに行くみたい。
男性は2年前、陸路でシュムリに行ったことがあるらしい。
心強い!
でも、男性は
「またあの悪路を経験するとは…、そう考えると昨日から憂鬱で…」
そんなにすごい大変なんや〜、緊張してきたーーー

さあ、いよいよカンボジアに向けて出発です。
カオサン6:30集合。

このバス(ワゴン車)でタイ国境近くのレストランまで。
途中の道には、車に轢かれた野良犬がいっぱい・・・
途中一度ガソリンスタンドでトイレ休憩。
ここで朝食を食べる人や珈琲を飲む人など。

休憩後1時間ほど車を走らせレストランのような建物でランチタイム

ここで約2時間ほど待たされる。
ここは他のバスとの集合場所みたい。
他のツアー客と合流し、各グループごとに分けられトラックの荷台に載せられる。
 


囚人のようでしょ。
このトラックの荷台で揺られ、カンボジアビザを取得しに行く。
このツアー全員、個人取得の人はおらず、ガイド任せ。
その間、こうしてみんな荷台で待つ。

1時過ぎごろ、タイ国境の町アランプラテート到着。
タイのイミグレーション
 


ここを出ると、タイとカンボジアの国境の橋に出る。

アンコールワットのような門をくぐるとカンボジア。

みんなの後をついて行くと、オンボロ小屋の前でストップ。
小屋の前には長蛇の列。
この汚い小屋はなんだろう?
列が進むにつれやっと列の先頭が見えてきました。
カンボジアのイミグレでした。

窓口はたった2つ。
もう1つぐらい増やしてくれよ〜
国境越えに2時間以上かかり、終了したのは15時を過ぎていました。

さぁ、いよいよカンボジア!
国境の町、ポイペトは危険な町なそうな。
何度もここを追加している旅行者から「この町を早くでないとダメだ」
と聞いていたので、要注意。
でも、ここでガイドに両替を強制させられるんですわ・・・
そして私は・・・・

みなさんもこの町では両替は絶対避けましょう!
そして、こんな両替所に連れて行かれたら絶対両替しないように。


ロータリーに迎えに来たバスに乗ります。

最初、こんな立派なバスでシュムリまで行けるの!?やったーーー♪
と、喜んだけど、このバスはロータリーから少し離れたバスターミナル行きです。
15分もするとすぐに乗り換え。

次の車は12人ほどのマイクロバス。
オンボロすぎて写真を撮るのを忘れちゃいました・・・

オンボロバスだけど、冷房をつけてくれるんや〜  
・・・と思いきや。
砂埃と排ガスがすごいからでした。
砂埃と排ガスで、車内は窓を閉めているにもかかわらず、あっという間に砂埃と排ガスが入ってきた。
窓を開けるともっと酷いので、みんなタオルで口を押さえひたすら我慢。
町を出ると乾燥した赤土のガタガタ道。
車は上下左右激しく揺れ、首が疲れる。
砂煙で前が見えない。
こんな状態で車を走られて大丈夫?と心配になってくる。
車内は黄砂がかかっているみたいにどんよりしてる。
目がゴロゴロし、何度も目薬をさす。
乗客のみんなも無言でひたすら耐える。
ガタガタ道で読書もできなし、景色も荒野が広がるだけで単調すぎて睡魔が襲ってくる。
激しい左右の揺れで窓に頭を打ったり、通路に落ちそうになったりしながらも何故か心地よく眠れてしまう。

夕方になり、砂煙で曇った太陽が荒野に浮かんでいるのをただボケーっと見ながら車に揺られていると、
「あぁ〜、旅してるんや〜」ってしみじみ思えて幸せでした。

17時すぎ、途中のレストランで食事タイム
 


私はカンボジア・ピラフを注文。
具はちゃんと炒まってないピーマンとキャベツ。
味付けは塩だけ。
野菜ヌードルは、もっとまずくて食べられたものじゃーありませんでした。
ここの料理は高くてまずいです。

いろんな人から「カンボジアに入るとガタガタ道で大変だよ。」
と聞いていて覚悟ができていたからか、私はそんなに酷くないなって思いました。

ただ、私は乾季に行ってるのでこれほどですんだけど、雨季になると道が無くなったり、車が動けなくなったりすることもよくあるみたいです。

乾季に行く方は、マスクを持参した方がいいです。
それも3枚ぐらい重ねた方がいいかも?
私はタオルで抑えていたけど、眠ってる時は無防備になり、喉をやられ、扁桃腺は腫れるわ、翌日声が出なくなり、辛かったです。

21時すごシュムリアップのゲストハウス着。
カオサンを出て18時間。
(これは早い方みたいです)


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